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2018年 11月 4日 TPO。型破り。自分。

こんにちは。
慶應義塾大学総合政策学部1年の高井涼史です。

TPO
それは社会において重んじられるものを
もっとも端的に表したものの1つです。

友達との約束の時間に遅れて嫌な顔をされること。
教室でキャッチボールをして先生に注意されること。
お葬式で笑顔の人がいないこと。
以上に挙げたようなことはTPOをないがしろに
したことによって起こっていると言えます。

ですが、このTPOから少し外れた行動をすると、
他者によって認識されることができます。

「不良」というのはいい例かもしれません。
不良もののドラマはよくあると思いますが、
すべての先生が全校生徒を
覚えているわけでは在りません。
ですが、ある不良のことを学校中の先生は知っています。
ここでこの設定に違和感を覚える人はいないでしょう。
そういうことです。

社会という構成員同士が再帰的に行動を
規定し合っている共同体においては、
期待される行動と異なる行動する者は、
社会に認識され場合によっては排除されるのです。

ここで興味深いのは、この期待される行動と異なる行動も
社会の中の再帰性の中に組み込まれているため、
何らかの形で社会に影響を与えることができる点です。
これ以上の深さは筋違いですね。自粛します。

話を戻すと、TPOをある程度以上外れること、
いわゆる「型破り」はその主体をその人たらしめる
概念になりうるのです。

不良もののドラマで、
「本当は寂しかっただけでしょう?」
と説得されるシーンが鉄板とされるのも納得です。

自分を自分として確立できない人が「悪いこと」を
することによって認識されようとするのは
社会的に合理的であるという側面を持っているとも言えます。

では、自分を自分たらしめるためには「悪いこと」を
すべきなのでしょうか。否。

他にもたくさん手段があります。
もとはといえば、そもそも自分は自分しかいません。
無理にアピールしなくても良いということです。

ただ、
この「TPO」にこれ投稿することは「型破り」で、
「自分」を作るために結局は必死なんだな。
そんな感想を自分で持つのはなかなかに興味深い事象です。

高井はいつも受験に関係ない話をブログに書くんだな、
と漠然と考えているようではいけません。
自分に必要な情報を抽出することが、
実は一番大事であることが多いです。

このブログを読んだことが
あなたにとって良きものであらんことを。

P.S.
「型破り」は「型」を知ってはじめてできるものです。
常識を知るものしか常識は破れません。
本質はこれに近いところにあるはずです。
日々精進。

担任助手1年 高井涼史