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2021年 9月 8日 無欲は怠惰の基である
明治学院大学 社会学部 社会学科
4年の深澤圭です。
9月に入り、例年通り残暑で苦しむと思っていましたが、先週は気温の変化が激しく、秋の訪れを早めに感じられました。くれぐれも体調管理だけは怠らずにお過ごしください。
さて、昨日のブログは本多真実先生でした。
本田真美さんとかいう人のツイートを、鍵垢にも関わらず無断転載していました。本田真美さんのDMが開放されていたら報告しておこうと思います。
※
部活を先月半ばに引退しましたが、結果に満足できなかったため、大学卒業ギリギリまで部活行くことにしました。
それでは前置きはこの辺りで終え、本題に参りたいと思います。
本日もひとつよしなに
今期のブログテーマは
ということで、
私は
無欲は怠惰の基である
という渋沢栄一が残した言葉について少し話そうと思います。
先日まで行われていた東京パラリンピック。そのパラリンピックの競泳 女子100メートル背泳ぎ(運動機能障がいS2)で日本史上最年少のメダリストになった山田美幸さん。山田美幸さんが座右の銘にしていたのが上記の言葉です。
意味は言葉の通り、「欲を持たないことは怠惰の基になってしまう」といったものです。
山田美幸さんは生まれつき両腕がなく、脚も長さが異なります。そういった境遇の中でパラ競泳において、東京パラリンピックでは銀メダル、世界選手権では部門1位と結果を残しています。
そして、言葉を残した渋沢栄一は尊王攘夷のクーデター失敗、大政奉還による職の喪失、覇権闘争による辞職などの挫折を多くを経験しながらも、会社を500社以上立ち上げたり、銀行を立ち上げたりと偉業を成し得てきました。(ちなみに東急もその一つ)
それに対して私はどうでしょうか。
大学受験においては、やりたいこともなく汎用性の高い社会学部に入り、大学生になってバイトを始めるも稼いだお金の使い道がなく溜まっていく一方。「無欲の極み」みたいな人生を送っているなと痛感させられます。
いや、深澤さん4年生になってからめちゃくちゃやりたいことやって、結構充実してるじゃないですか。そう思う方も担任助手の中にはいるでしょう。
確かに私は就職活動を終え、大学にも区切りがついた辺りから、体表面の色が徐々に黒くなって、やりたいことをできている実感はあります。ただ、それは渋沢栄一の言う欲とは異なります。
渋沢栄一の言う欲とは「世の中をもっといいものにしたい」という、ただ遊びたいとかそういうベクトルの欲ではありません。果たして将来の自分のために、社会のために欲を持てているか。満を持して「持てている」とは言えません。
ただでさえ地が無欲である自分が、残された貴重な学生生活を使って何ができるのか。考えさせられる毎日です。
今回はこの辺りで失礼します。
明日のブログは平松倫太郎先生です。
夏休みも常に多忙を極めていた彼のつぶやき、必見です。そういえば最近、自動車免許取れたってつぶやいてました。
担任助手4年 深澤圭