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2021年 6月 8日 「志」の必要性

こんにちは

明治学院大学 社会学部 社会学科

4年の深澤圭です。

 

もう気付けば6月も半ばですね。皆さんは5月から6月でどんなことをしてきましたか?しっかり合格設計図に則った計画で勉強できましたか?なかなかこの中途半端な時期に過去を振り返ることはないと思うので、簡単に思い出して、反省を今後に還元してみてください。

 

さて、昨日のブログは本多真実先生でした。

彼女とは一時期同じ業界を目指しており、その業界で働く先輩に一緒に話を聞きに行ったこともあります。それがどの業界なのか、彼女がどんな志を持ってその業界を志望しているのか、ぜひ昨日のブログをご覧ください。

 

それでは前置きはこの辺りで終え、本題に参りたいと思います。

 

本日もひとつよしなに

 

今期のブログテーマは

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についてです。

最近のホームルームやGMTで、嫌というほどこの言葉を聞いてきたと思います。そして、低学年の皆さんは志作文なるものを書いていただいたかと思います。

 

私からは、そのについての簡単な持論を、ブログを通して展開したいと思います。

 

よく生徒の皆さんや、保護者の方に「実際のところ、将来やりたいことが定まっている生徒さんって少ないですよね」という意見を頂きます。もちろん決まっていない方は多くいらっしゃいます。

しかし、それでいいのでしょうか?「周りのみんなも決まっていない」という状況に安心していませんか?

日本全国もしくは世界単位で見れば、を持って動いている高校生はいくらでもいます。将来こういう研究をしたい、こういった仕事に就きたいなど様々です。そして、そのを持っている人の多くが難関大を目指し、モチベーションを高く持ち勉強に励んでいます。

 

と、こんな具合に偉そうに語っている私ですが、正直現役の頃はなどなく、「名高い大学のこんな学部に行ければいいかな」といった、端から見れば生半可な気持ちで受験をしていました。実際に受験は志などなくてもやりきることはできるし、志がなくて困ったことはありませんでした。

しかし、就職活動でそのツケが回ってきました。

就職活動となると、高校生のみなさんは想像しにくいと思いますが、保護者の方ならわかっていただけるのではないでしょうか。自己分析を通じて、自分が本当にやりたいことは何なのか自分が向いているのはどういう仕事なのか自分の強みはどういったところなのか などを永遠と考えます。その過程を経て、自分に適してかつ、自分がやりたい仕事を見つけるわけです。そして、その見つけた自分のやりたい・適した仕事ができる会社に対して、アピールをし、テストを受けて入社に至ります。

気付いた方も多くいらっしゃると思いますが、現在当校で行っている「指導」と、就職活動における自己分析はほとんど同じ内容です。違うのはそれを考えるタイミングだけです。

 

じゃあ、就職活動の時にやればいいじゃないか。そういう考えもあるでしょう。ただ、ここで私は強く言いたいのは、「今のうちから志を持っていれば、大学生活を有意義に過ごせる」ということ。なんとなくで大学に入ってしまうと、なんとなく授業を受けて、必要な単位や、楽に取れる単位を取る、ただただそれで終わってしまいます。を持っていれば、今後に必要な勉強を能動的に行い、大学に通う意義を持てる、私はそう思います。

 

また、理系の場合はさらに細心の注意が必要、を早期に持つことが重要だと考えています。理系は将来、技術職に就く人も多いと思います。技術職、つまりは専門性が高い仕事です。

では、なぜ理系は細心の注意が必要なのか。例えば、大学で生物の研究を行っていたとしましょう。しかし、大学に通っていく中でいきなり「将来は自動車の設計をしたい」となっても、生物の研究を行うような学部では、ほとんど関われません。しかも、就職活動において、技術職は「専門技術があるか」を問われます。それを前提に考えると、大学に入学する時点である程度、道筋が限定されてしまいます。理系は特に早めにを持っておくことを強くお勧めします。実際に私の理系の友人は自動車の設計を大まかな目標としてきましたが、最近話をしたところ「それを叶えられそうにない」と悔やんでいました。

 

それなりに長くなってしまいましたが、以上が私がに対して持っている考えです。以上の要素を踏まえれば、今すぐとは言わずとも、なるべく早く明確な「を持っておいた方がいい」、そう感じると思います。我々はを持つことを強制できません。この先の考える作業は能動的に行わなければいけません。スタッフに言われたからやるではなく、「自分でやらないといけないと感じたからやる」、そういう形で動いて頂ければと思います。

 

今回はこの辺りで失礼します。

 

明日のブログは平松倫太郎先生です。理系受験をしながらも、現在は経済学部に通っている彼はどんな「」に関する話をしてくれるのでしょうか。文理で迷っている方、理系だけどやりたいことが見つかっていない方、乞うご期待です。

 

担任助手4年 深澤圭