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2017年 3月 15日 源氏のすすめ
おはようございます。松本です。
やっと春めいてきましたねー
春、といえばやはりこれ。
最小の一節こそ有名ですが、残りの三節もご存知だったでしょうか?
簡単に和訳すると、
「春は眠すぎて夜が明けても目が覚めなかったけど鳥さんが起こしてくれた。
昨夜雨風すごかったっぽいけど花はどんくらい残ってるかなー」
こんな風に優雅に目覚めたいものですね。
無感情な機械音に起こされる僕の味気ない目覚めとは大違いです。
さてさて
今日は気合を入れて、僕の大好きな分野の話を少し(いやかなり)長めにお話ししようと思います!
時間あるときに読んでください^^
そのテーマとはズバリ、
「源氏物語」でございます。
またの名を「世界最古の長編小説」。
世界で最も有名な日本古典文章と言っても過言ではないでしょう。
知らない人、いますぐ海外移住して日本人やめてください。笑
平安の昔から現在に至るまで、女性を中心に数多くの人々をその魅力の虜にしてきたこの名作ですが、
大学受験界においても重要な意味を持ちます。
源氏の持つ最大の特徴はその難しさ。
登場人物は多いわ主語は省略し放題だわみんなに敬語使うわで、読んでても一向に話の流れがつかめないことがほとんどです。
過去にセンター試験では1999年追試、2003年追試、そして2014年本試において、
また東大でもついこの前、2017年入試で出題されるなど、たまあに登場しては受験会場を涙の渦に飲み込みます。
そんな受験生の大敵とも言える源氏ですが、
実は古文読解力UPのための最良の参考書でもあるのです。
なぜなのか。
源氏物語は古典文章の中でも初期に書かれた作品で、後世の平安女流作家はこれを幼少期に愛読し、その世界に憧れて成長し、やがて著名な古典文章を生み出しました。
そのため、源氏以降の恋愛系文学には、源氏にでできた恋愛シチュエーションが数多く登場します。
つーまーりー
源氏の内容をさらっておけば、恋愛系の文章の読解力向上間違いなしなのです!
(この恋愛シチュ知ってるーー!!的なね)
また先ほども言った通り源氏は難しいので、読解のいい訓練にもなります。
これが読めるようになれば他の古文など現代文レベルに読めてしまうでしょう。たぶん。
ちなみに松本は「大掴源氏物語 まろん」というマンガでいろんな恋模様を知っていたおかげで、男子は苦手とされる恋愛系物語も得意でした!
あとは実戦で活かせる日が来るといいですね。はい。はよこい。
ということで、春休みちょっと時間あるなあという人、源氏に手を出してみては??
マンガで読むのも全然ありだと思いますよー^^
ごめんなさい、だいぶ長くなりました。
最後まで読んでくれてありがとう!
では!
東京大学教養学部一年 松本亮