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2016年 3月 4日 出浦の備忘録 ~行間を読む?~
おはようございます、こんにちは、こんばんは、どうも、出浦です。
これを書いている今は1月末。皆さんの受験の成功を祈る日々です。
けれど成功というものは、大学に決めてもらうものではなくて、自分自身で決めることだと思います。
たとえどんな結果であれ、君たちが戦ったことを誇りに思ってください。
そしてその中で得た大切なものを、しっかり抱きしめて前に進んでください。
これはゴールではなくて、スタートなのですからね。
なんて言ってもきっと受験が終わった子たちはこのブログを読まないと思うのだけれど。笑
さて、ということはいよいよ学年が繰り上がり、今読んでいる君は受験生なのでしょうか?
毎年この時期になると、徐々に校舎から高3生の姿が消えていき、寂しさを覚えると共に、
否応無く月日の経つことの早さを痛感させられます。
学年が上がるということは、僕自身もいよいよ大学4年生へとなるわけで、
先のことを思うと正直気が重くなります、、、。(卒論のこととか院試のこととか卒論のこととか)
それでも自分の目指す将来に向かう道のりな訳ですから弱音が吐いてられませんね。
皆さんが頑張るように、僕自身も頑張ります!
今回はそんな新学年の君たちに向けて
たまには(?)受験に役立つことを書きたいと思います。
「行間を読む」
これが今回のキーワードです。
受験生になろうという皆さんのことですから、一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
そう、国語の小説を解く時によく言われることですね。
でも、この行間を読むってどういうことなのでしょう。
文章と文章の間を読むこと、隠された感情を読み解くこと!
なんて答えが返ってきそうなものですが、
でも、それってどういうことですか?
今回はそんな根本に立ち返ってお話したいと思います。
それでは「行間を読む」ことを実際にやってみましょう。
朝九時に起きると、僕は歯を磨いてから朝食を取って、急いで玄関を出た。
なんてことないよくありそうな一文ですよね。
この文章は、朝起きてから出かけるまでの出来事が、順を追ってごく普通に書いてあるように読めます。
けれど、仮にこれだけのことが全て連続して起きていたとしたら、
この僕は玄関に布団を敷いて、歯ブラシをくわえたまま寝ていて、かつ用意されている朝食がそこにあったということになります。
しかも、スーツで寝ていたなんて話になってしまいます。
これはこれで意味がわからなくて面白いかもしれませんが、
そんなことはまずありえない、という我々の常識がこの文章の隙間を埋めているわけです。
これこそ、「行間を読む」の第一歩になります。
小説というものは、こうして、読み手側が認識を補い、情景描写を膨らませ、感情を読み取って、成り立つのです。
つまり、受験小説はこの力が皆さんにあるかどうかを問うている、ということになるわけです。
じゃあどうすれば行間を読む力がつくの?ということですが、
それはここで話そうとするとそれはそれは長いブログになってしまって、
方々から非難の嵐を受けそうなので、割愛させていただきます。(申し訳ない)
かといってこれだけで終わらせるのもよくないので、一つ練習方法をお伝えしておきます。
それは読んだ小説を自分で
「〇〇が~~する物語」、もしくは
「〇〇が~~になる物語」
という形で要約をするということです。
走れメロスで言うならば、
「メロスが約束を守る物語」、もしくは
「メロスが一家の主人として自立する物語」
といった具合に。
簡単にできて、かつ小説を読み解く力を養成することができるので、オススメです。
ただ、もっと詳しい話が聞きたい!という方がもしいらっしゃれば、
その時は出浦までどうぞお声がけくださいませ。笑
さて、今回は大人の事情もあり、全てをお伝えすることはできませんでしたが、
今回のお話を参考にした本を紹介して締めとさせていただきます。
普段は漱石研究をされていて、よくお世話になる教授の方ですが、
受験国語を読むために、必要な認識をとてもわかりやすく書いていらっしゃいます。
国語が苦手で、もう何言ってんのかわかんない!なんて人には頑張って読んでみる価値ありの本だと思いますよ。
次回は青葉台校癒やしのマスコットキャラクター(?)こと、川口先生になります!笑
きっと独創的なブログが待っていることと思いますので、是非チェックしてみてくださいね!
それでは、次回の更新の際にまたお会いしましょう。さようなら~。
青葉台校担任助手3年 出浦
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